男はつらいよ

「寅さん、終わらない」若い世代に人気

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映画「男はつらいよ」に出てくる団子屋「くるまや」のセットで、渥美清さんの思い出を語る秋野太作さん=東京都葛飾区の「葛飾柴又寅さん記念館」で、藤井太郎撮影
映画「男はつらいよ」に出てくる団子屋「くるまや」のセットで、渥美清さんの思い出を語る秋野太作さん=東京都葛飾区の「葛飾柴又寅さん記念館」で、藤井太郎撮影

 映画「男はつらいよ」が、若い世代に人気を広げている。主人公の「寅さん」を演じた渥美清さんが1996年に亡くなり、第48作でシリーズを終えて20年以上。何が見る人の心をとらえ、時代はどう移り変わってきたのか。渥美さんを慕う俳優の秋野太作さんと、舞台になった東京の葛飾・柴又を歩いた。【沢田石洋史】

 「男はつらいよ」は68年、テレビの連続ドラマとして始まり、26回放送された。主演は映画と同じ渥美さん。それからちょうど半世紀。テレビと映画の両方に出演してきた秋野さんと、京成金町線の柴又駅前で待ち合わせたのは、大雪に見舞われて間もない1月下旬。見上げると青空が広がっている。

 ここには寅さんの銅像が立っている。大きなかばんを手にして旅に出る寅さんの視線の先には、心配そうに見送る妹さくらの像。平日なのにカメラを向ける人だかりが絶えない。あの四角四面の顔をのぞきこんで、秋野さんは「似ているね。渥美さんはいつもスッと背筋を伸ばし、格好よく立っている人でした。それにしても、こんなに人出が多いとは」。柴又を訪れたのは数十年ぶりという。

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