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第103回全国高校野球選手権

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センバツ・おかやま山陽 手術乗り越え全力疾走 井上歩夢選手(1年) /岡山

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心臓の手術で一時入院したおかやま山陽の井上歩夢さん=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影 拡大
心臓の手術で一時入院したおかやま山陽の井上歩夢さん=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 第90回記念選抜高校野球大会に出場するおかやま山陽には、入学直後に不整脈で心臓を手術し、一時入院した野球部員がいる。1年の井上歩夢(あゆむ)選手。心臓への負担を避けるため、手術後は2カ月間激しい運動を控えなければならなかった。今は当たり前のように野球ができる楽しさをかみしめながら、懸命に練習に取り組んでいる。

 入学直後、学校から不整脈を患っていると知らされた。これまでも練習中に心臓の鼓動が乱れることがあった。両親と病院へ行くと、医者に「野球を続けるのなら手術が必要だ」と告げられた。「思いっきり野球がしたい」とその日のうちに手術を決意した。

 手術は無事に成功し、数日の入院生活の後にグラウンドへ戻った。ただ、練習はできず、バッティングマシンの球を入れたり、ボールの手入れをしたりとサポートに回った。同級生がみるみる上達するのを目の当たりにし、「自分だけ置いていかれる気がした」。心臓に負担がかからないトレーニングを模索し、ダンベルで腕力を鍛えたりした。

 病気は完治し、今では他の選手と同じように練習できるようになった。同級生には公式戦でベンチ入りし、活躍している選手もいる。「広がったライバルとの差を縮め、追い越したい」。目を輝かせ、仲間と全力疾走している。【益川量平】

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