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<くらしナビ・カルチャー>
時間見つけて各地の海へ 仕事や生き方、波に重ね
奈良市の名刹(めいさつ)、興福寺で執事を務める僧侶の辻明俊さん(40)は、時間を見つけてはサーフボードを抱えて海に向かう。「自分の力ではどうにもできないところが魅力。いい波が来ると思っても、行ってみたら波が小さすぎたり、逆に大きすぎたりすることもある。自然の恩恵のもとに遊ばせてもらっている」。季節を問わず、波を追いかける。
自らの体格に合わせて、近所のサーフショップで削ってもらったというオレンジ色のボード。購入から間もない時にスリランカの海で波に巻かれ、その際についたという先端の傷痕をいとおしそうになでた。「長く使うと傷は増えるけど、道具は大事です」
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