連載

Topics

芸術、文化、芸能などカルチャー周辺のトピックスを紹介します。

連載一覧

Topics

シンポジウム「日本画の所在」 東アジアの影響を検証 批評性の欠如に危機感

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
中国の岩彩画家、胡明哲氏(右)も登壇し、岩絵の具を使う自身の制作を説明した=東京・上野の東京芸大で、永田晶子撮影
中国の岩彩画家、胡明哲氏(右)も登壇し、岩絵の具を使う自身の制作を説明した=東京・上野の東京芸大で、永田晶子撮影

 国家名が冠され、伝統的画材である岩絵の具と膠(にかわ)を主に使う日本画。その存在意義や歴史を「東アジア絵画」の視点から語り合う国際シンポジウム「日本画の所在」が東京・上野の東京芸大で開催された。2日間計13時間の報告と議論は現代の日本画が抱える問題も浮かび上がらせた。

   ■  ■

 美術史家や美術評論家らの私的研究会である日本画懇談会が企画。「歴史」「領域」「表現」の3部構成で画家や学芸員を含む15人が登壇した。

 なぜ中国や朝鮮半島を含む東アジアか。日本画は実は明治期に誕生した。フェノロサや岡倉天心が西洋絵画を意識し狩野派などを参考に作りだしたとされる。そのため西洋化の観点から論じられがちで「東アジアの影響はなおざりにされてきた」(斎藤典彦氏)。

この記事は有料記事です。

残り946文字(全文1274文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集