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古賀攻専門編集委員の政治を中心としたコラム。

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町工場の挑戦は続く=中村秀明

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 細貝淳一さんはやり切れない表情で「悲しいのひとことです」と話した。

 冬季五輪の競技用そりを東京都大田区の町工場が力を合わせて開発する「下町ボブスレー」の責任者だ。平昌五輪での使用契約を結んでいたジャマイカチームから5日、「使わない」との連絡があり、記者会見した。

 彼の講演を先週、大田区産業プラザで聞いたばかりだった。原点を「会社はひとりの力では動かせない」と痛感した26年前にあると語った。

 26歳でアルミの加工販売を妻と始めた。だが、実績がない会社に注文はなかなか来ない。1万円の仕事を受けるため、5万円の工具を買わなくてはいけない時もあった。

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