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米貿易統計

赤字12.1%増 対日は国別3位に低下

 【ワシントン清水憲司】米商務省が6日発表した2017年の貿易統計によると、貿易赤字は季節調整済みで5660億ドル(約62兆円)となり、前年比12.1%増加した。08年以来9年ぶりの高水準。モノの取引に限った国別赤字額では、日本は中国、メキシコに次ぐ3位だった。トランプ米大統領は貿易赤字削減を目指すが、赤字額が大幅に増えたことで中国への敵対姿勢を強めそうだ。

     米国の好調な経済情勢を反映し、輸入額は6.7%増の2兆8953億ドル、輸出は5.5%増の2兆3293億ドルとなり、輸出から輸入を差し引いた貿易赤字額が拡大した。国内総生産(GDP)比は2.9%で、前年から0.2ポイント拡大した。

     モノの取引に限った貿易相手国別の赤字額では、中国が8.1%増の3752億ドルで最多となり過去最大。2位のメキシコは10.4%増の711億ドルで続いた。

     日本は0.1%増の688億ドル。昨年は2位だったが、今年は3位に下がった。日本の黒字額は自動車・自動車部品関連が8割近くを占めた。4位は0.7%減の643億ドルとなったドイツ。

     ロス商務長官は、貿易赤字問題のうち「中国」と「自動車」を重視する考えだ。対中国では太陽光パネルの緊急輸入制限(セーフガード)発動を決め、鉄鋼・アルミ製品や知的財産権侵害でも制裁発動を検討している。

     自動車貿易では北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、「関税ゼロ」の適用範囲縮小を提案しており、米韓自由貿易協定(FTA)見直し交渉でも韓国に市場開放を迫っている。日本に対しても、日米経済対話などを通じて圧力をかける可能性がありそうだ。

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