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原油流出1カ月、日本への影響は 被害懸念

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鹿児島・奄美大島の朝仁海岸に重油とみられる漂着物が大量に打ち上げられている=2018年2月1日午後4時38分、神田和明撮影
鹿児島・奄美大島の朝仁海岸に重油とみられる漂着物が大量に打ち上げられている=2018年2月1日午後4時38分、神田和明撮影

 東シナ海で1月6日にタンカーが貨物船と衝突、積み荷の原油が大量に流出した事故から1カ月が経過した。ネット上では「黒潮に乗って日本近海が汚染される」「漁業が全滅する」と不安が広がっている。日本の海への影響を追った。【林哲平/上海支局、神田和明/奄美通信部、阿部周一/科学環境部】

軽質原油の大規模流出は前例なし

 中国当局によると、衝突は上海の東約300キロで発生。タンカーは石油精製でできる軽質原油(コンデンセート)11万トンと重油1900トンを積み、衝突後に南東へ漂流。鹿児島・奄美大島の西約300キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で1月14日に炎上、沈没した。

 軽質原油10万トン超を積むタンカーの沈没は前例がなく、英国の国立海洋研究センターは拡散の予想を公表。3月初めに関東沖にも到達すると警戒を呼びかけ、ネット上で悲観論の根拠となっている。ただし同センターは、流出量が不明で正確な被害予測は難しいと説明している。予測には流出量や揮発しやすい軽質原油の性質を考慮する必要がある。

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