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第103回全国高校野球選手権

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明秀日立・初のセンバツへ 第1部 歓喜までの道/5止 精神面と守備を強化 金沢監督に現状と課題聞く /茨城

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指導する金沢成奉監督=高萩市石滝の明秀日立高野球部グラウンドで 拡大
指導する金沢成奉監督=高萩市石滝の明秀日立高野球部グラウンドで

 <第90回記念選抜高校野球大会>

 3月23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に県内から明秀日立が出場する。就任6年目で初の甲子園に導いた金沢成奉監督(51)にチームの現状と課題を聞いた。【聞き手・川崎健】

 --チームは現在どんな状態か。

 ◆今までは体力重視で、個々の向上に重きを置いていた。今後は徐々に暖かくなってくるし、チーム力の向上を目指す。おのずから走塁やバントなど細かい部分、それから守備面に時間をかけると思う。

 --昨秋の関東大会では全4試合中3試合で逆転勝利。1試合平均6・5点を挙げた強力打線に手応えは。

 ◆まだ全国レベルとは言えない。集中打を浴びせるとか、粘り強さは出てきた。それでも明秀日立は「打ち勝つ野球」という印象を全国に植え付けるまでには至っていない。

 --守備も、増田陸遊撃手(2年)の好守備や主戦・細川拓哉投手(同)の力投など、収穫があったのでは。

 ◆全員で1点を取り、1点を守りきる組織野球に初めて重きをおいたのが今のチーム。私自身もこれまで打つことに惑わされていた。秋の公式戦全10試合で5失策は悪くないが、甲子園では1試合で2失策すると負けにつながる。さらに守備を強化したい。

 --関東大会は細川投手が全試合に登板しした。投手陣に対する期待は。

 ◆上野(雄大投手=2年)に期待している。長身で変化球も多く、細川とは異なるタイプ。理想は上野に行けるところまで投げてもらい、最後は細川。清水(悠斗投手=同)や長尾(巧投手=同)も含めて、発破をかけていきたい。

 --光星学院(青森)の監督時代にもセンバツに4回出場している。当時と比較してどうか。

 ◆明秀でやっている野球は光星でセンバツに出たときよりも進化している。八戸よりも練習が組みやすい。センバツではまだ勝っていないから、勝ちたいけど、意識しすぎないようにしたい。

 --練習中、「悔いを残すな」と選手によく声を掛けている。開幕までに選手に植え付けたいものは。

 ◆精神面の強さ。能力の高い選手がそろえば強いチームにはなれるが、甲子園はそれで勝てるほど甘くない。私生活も含めて一人一人が大人になることでチームの完成度は上がっていく。

 --明秀日立にとって初の甲子園。準備は。

 ◆問題はやっぱり甲子園という場所。あそこにのまれるなと言っても、簡単になじめるような場所ではない。準備や考え方を子供たちに伝えていきたい。=第1部おわり

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