特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

第90回選抜高校野球

「頑張る選手」全力サポート 中央学院女子マネ3人 /千葉

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
中央学院ナインを支えるマネジャーの(左から)大石さん、葛生さん、小山さん=我孫子市都部の中央学院高校で 拡大
中央学院ナインを支えるマネジャーの(左から)大石さん、葛生さん、小山さん=我孫子市都部の中央学院高校で

 <第90回センバツ>

 センバツに出場する中央学院は、49人の野球部員を3人の女子マネジャーで支えている。その業務は記録類の整理や備品の管理、来客への対応など幅広く膨大だ。日々忙しいが3人は「一番頑張っているのは選手たち」と笑顔で口をそろえ、グラウンドの隅にある通称「マネジャー小屋」を拠点にそれぞれの役割をこなしている。

 さまざまな業務の中で重要なのが(1)大会記録や練習試合の結果をもとにした全員の個人成績作成(2)部員の野球用品の管理--の二つだ。(1)は葛生優香さん(2年)、(2)は大石桃子さん(2年)が主に担当し、小山和奏さん(1年)が先輩2人をサポートする。来客へのお茶出しや水分補給用のボトル交換、けがの応急処置、年末には約700枚にも及ぶ関係者への年賀状作りも担っている。

 昨夏の千葉大会前の合宿では、午前6時から45リットルのポリ袋三つ分にもなるユニホームを3人で手洗い。練習試合を重ねた夏休み約1カ月間は、早い日で午前4時半に起床し、食堂で食器などの準備をした。池田翔主将(2年)は「甲子園で活躍して恩返しをしたい」と感謝を口にする。

 準優勝した昨秋の県大会終了後、葛生さんと大石さんは相馬幸樹監督と梅沢英一部長からそれぞれ準優勝メダルをもらった。相馬監督の「金(優勝)じゃなくてごめんな」との言葉が印象に残り、関東大会では一層応援に力が入ったといい、チームが勝つ度に涙を流して喜んだ。2人は関東大会初優勝のメダルももらい、それぞれ自宅の自分の部屋に大切に飾っているという。

 小山さんは「来年には私も泣けるくらい頑張りたい」と2人の先輩の背中を追う。「部員が頑張っているから頑張ろうと思える」と大石さん。マネジャーのリーダーでもある葛生さんは「練習の成果が出せるようなサポートをしたい」。夢舞台に向け、全力でチームを支えていくつもりだ。【富美月】

次に読みたい

あわせて読みたい