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第94回センバツ高校野球

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挑戦の春

18センバツ高知 第1部 成長の歩み/中 「勝利」へ目標と自覚 /高知

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高知追手前戦で逆転勝利した高知の選手たち=高知市春野町芳原の県立春野球場で2017年10月14日、松原由佳撮影 拡大
高知追手前戦で逆転勝利した高知の選手たち=高知市春野町芳原の県立春野球場で2017年10月14日、松原由佳撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 島内優成主将(2年)は、新チーム発足時を振り返り「自分たちがしっかり担うんだと『自覚』ができていました」と述べる。「『勝利』をチームの目標として、これまで以上に強く押し出して練習に取り組んだ」とも。

 8月後半に開幕した第61回県選抜高校野球大会(新人戦)で、高知は宿毛との初戦を7-0、続く中村も10-1とコールドで降し、準決勝では高知追手前に5-3で打ち勝った。決勝の相手は、明徳義塾。馬淵史郎監督(62)が病で一時離脱しているとは言え、何度となく立ちはだかってきた因縁のライバル。「気持ちの面では絶対に負けないように。がんがん攻めていこう」。試合前にチームはそう確認し合った。

 試合は打撃戦となった。三回には中越啓斗選手(2年)の三塁打などで2点を先制し、試合を優位に進める。明徳義塾は六回から絶対的主戦の市川悠太投手(2年)が登板するも、直後に山崎蓮選手(2年)が適時打。九回には4番・辻海星選手(2年)の適時二塁打などで一挙4点を挙げ突き放すも、明徳義塾はその裏に猛攻で食い下がる。圧力はすさまじかったが、最後は豊田拓真投手(2年)、端中彪投手(2年)とつないだリレーを中屋友那投手(2年)が締め、12-8で勝利した。「明徳義塾に勝ちきった」。チームの大きな自信になったが、一方で投手力や守備など、課題ができた試合にもなった。

 センバツの貴重な選考資料となる続く秋季県予選。高知東、宿毛をコールドで降してチームは突き進み、四国大会出場をかけた準決勝には、強力な左腕・岡林倖生投手(2年)を擁する高知追手前が勝ち上がってきた。新人戦では勝利した相手だが、試合は両エースの力がせめぎ合う投手戦に。二回に先制を許し、その後もゼロが並ぶスコアボード。しかし、マウンド上のエース中屋投手は「焦りはなく、試合は必ずひっくり返ると思っていました」と冷静だった。

 九回裏1点ビハインド。先頭の西村唯人選手(1年)が中前打で出塁すると、相手ミスもからみ1死二、三塁の好機が訪れる。「チームでいつも練習してきた形」(島田達二監督)。「自分に託された」。打席に立つ谷岡享玲選手(2年)は、1ボールからの2球目を中前にはじき返し、逆転サヨナラ打。チームは3年ぶりとなる四国大会進出を決めた。【岩間理紀】

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