「未確認」情報で沖縄県紙を非難
昨年12月に沖縄県で起きた交通事故を巡り、産経新聞が「日本人を救助した米海兵隊員が後続車にはねられた」と伝え、救助について記事で触れていない地元紙を「黙殺を決め込んでいる」と非難した。しかし毎日新聞の取材に、米軍や警察は「救助行為を確認していない」と答えた。解決の糸口の見えない米軍基地問題を抱える沖縄に向け、政治的な立場を異にする相手をバッシングする報道が目につく。【青島顕、川上珠実】
沖縄県警によると、事故は昨年12月1日早朝、沖縄市の沖縄自動車道で発生。多重衝突の中で、前方の車と…
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