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ソフトバンクグループ(SBG)は7日、傘下の携帯電話会社ソフトバンク(SB)を東京証券取引所第1部に上場させる準備を始めると発表した。孫正義会長兼社長は同日、東京都内で開いた2017年4~12月期決算の記者会見で、上場時期について「できれば1年以内に行いたい」と述べた。
SBGは保有するSB株の3割程度を売り出す計画。資金調達額は約2兆円に上るとみられる。調達資金は財務基盤強化や国内外のベンチャー企業への投資拡大を含む成長戦略に使う。ただ、上場企業の子会社の上場審査は厳しいとされ、最終的な上場申請の判断は、SBGの信用力などへの影響も考慮して慎重に検討する方針で、「SBを上場しない可能性もある」としている。
孫氏は上場の狙いについて「グローバルな規模で(ベンチャーなどへの)投資を進める戦略的持ち株会社のSBGと、国内通信事業を担うSBの役割と価値を明確に分ける」と説明。「SBがさらに成長し収益が上がれば、SBGはより多くの配当が得られ、投資事業も伸ばせる」と述べた。
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