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第103回全国高校野球選手権

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ミレニアムの球児たち

センバツ90/11 静岡・2年 村松開人遊撃手 不動の1番「兄超える」

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=渡部直樹撮影 拡大
=渡部直樹撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 自身2度目の甲子園に臨む、1番打者だ。「50メートル走で6秒を切る」という走力と、安定した打力が傑出している。

 昨春のセンバツは21世紀枠の不来方(こずかた)との1回戦で3打数2安打、優勝した大阪桐蔭との2回戦は1安打。栗林俊輔監督は「昨春の経験で自信をつけ、秋で高い能力を更に伸ばした」と成長を喜ぶ。

 「小田さんの助言が自分の成長に大きかった」と感謝するのが、OBの小田義人コーチの存在だ。プロ野球・日本ハムで打率3割超を残したシーズンがあり、ヤクルトのスカウト部長も務めた小田コーチ。大リーグで活躍した青木宣親をはじめ、アベレージヒッターの育成に定評がある。

 昨秋の東海大会も「不動の1番」として活躍した。初戦のいなべ総合(三重)戦は一回に二塁打で出塁し、両チーム唯一の得点となるホームを踏んだ。中京学院大中京(岐阜)との準決勝、東邦(愛知)との決勝はともに適時打を含む4安打。特に決勝は先頭の3打席いずれも安打を放って本塁に生還した。

 「1番打者の役割は、盗塁があると思わせて、投手や相手守備に圧力をかけること」。積極的に次の塁をうかがう姿勢も徹底している。

 3学年上の兄で左腕投手の遼太朗(立正大)は、静岡が3年前のセンバツで8強入りした時のメンバーだ。「ずっと追いかけてきた。ベスト4入りし、兄を超えたい」。その思いを胸に、甲子園に乗り込む。【上鵜瀬浄】=つづく

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