対北朝鮮

日米、韓国へ結束求め 「ほほ笑み外交」警戒

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会談前に握手するペンス米副大統領(左)と安倍晋三首相=首相官邸で2018年2月7日午後3時6分、川田雅浩撮影
会談前に握手するペンス米副大統領(左)と安倍晋三首相=首相官邸で2018年2月7日午後3時6分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相とペンス米副大統領は7日の会談で、北朝鮮への融和姿勢が目立つ韓国が圧力を緩めることがないよう韓国に働きかける方針で一致した。楽団派遣など平昌五輪に乗じた北朝鮮の「ほほ笑み外交」で韓国世論が軟化することを日米は警戒。五輪開会式出席のため訪韓する際、首相とペンス氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領との間で、圧力強化路線の継続が必要だと確認し、日米韓の結束を示したい考えだ。【高橋克哉、加藤明子】

 会談では、圧力を強化するためには、延期されている米韓合同軍事演習を五輪・パラリンピック終了後に行うことが重要との認識で一致した。共同記者発表で首相は「日米で確認した方針を文大統領との間でも確認し、日米韓の協力関係は揺るぎないと示したい」と語った。ペンス氏は「北朝鮮は過去にも五輪に選手団を送り、韓国と一緒に肩を並べたが、その後、間もなく北朝鮮は挑発を続けた」と指摘し、韓国に広がる対北朝鮮融和ムード…

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