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ドイツ

連立協定で合意 社民党は郵便投票へ

 【ベルリン中西啓介】メルケル首相の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党・社会民主党は7日、第4次メルケル政権発足に関する政権協定で合意した。社民党は今後、政権参加の可否を問う全党員約46万人による郵便投票を実施する。ただ、党内では3度目のメルケル政権参加に反対が強く、投票結果の見通しは不透明だ。

     メルケル氏は7日、社民党のシュルツ党首らとの共同記者会見で、「安定した政府を作る土台になる合意だ」と評価した。3党は社民党が外相、財務相、労働社会相の主要3ポストを占めることで合意。CDUは経済相と防衛相を担い、保守色の濃いCSUは難民問題を担当する内相ポストを確保。10月に行われる地元バイエルン州議会総選挙に向け、保守票固めを狙う。

     シュルツ氏は外相就任の意向とされるが党内には党首の閣僚兼務に否定的な声が強く、南ドイツ新聞(電子版)はシュルツ氏が党首の座をナーレス連邦議会(下院)党会派代表に禅譲する見通しと報道した。財務相にはショルツ・ハンブルク市長が就任する見通し。

     シュルツ氏は記者会見で「社民党色の強い協定」と自画自賛し、「党員を説得できる」と述べた。だが、社民党内では、1月の党大会で政権協定交渉入りに賛成する票が56%にとどまるなど、反大連立の動きが拡大。CDU・CSUは大臣ポストで社民党に大幅に譲歩し、医療保険改革などについても理解を示すことで、「最後のハードル」となる全社民党員による投票を乗り切りたい考えだ。

     党員投票は約3週間かかるとみられる。投票で政権入りが承認されれば、CDUも臨時党大会を開き政権発足を承認する予定で、3月下旬にメルケル氏が連邦議会で首相に選出される見通し。仮に社民党員の投票で政権参加が否決されれば、戦後初の内閣不成立による連邦議会解散・再選挙の可能性が高まる。

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