記録映画

三陸の誇り、神楽が守る 震災後も続く伝統芸能 東京・中野で公開

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映画「廻り神楽」の一場面=製作会社提供
映画「廻り神楽」の一場面=製作会社提供

 岩手県宮古市の黒森神社を拠点とする伝統芸能「黒森神楽」(国重要無形民俗文化財)に携わる人々の姿を追ったドキュメンタリー映画「廻(まわ)り神楽」が23日まで、東京・中野のポレポレ東中野で上映中だ。東日本大震災により高台移転や防潮堤延伸で立ち退きを迫られる地元の人々の揺れる心情も描いている。共同監督の遠藤協(かのう)さんと大沢未来さんは「震災の巨大な被害すらも乗り越えさせる芸能の力を見てほしい」と語る。

 黒森神楽は、地元の漁師らが「神楽衆」として権現さま(獅子頭)のお供をし、三陸沿岸の150キロにわたる地域を巡る伝統芸能。神楽衆は時にユーモラスな舞で、海の安全や大漁、家庭の安寧を祈る。船の新造や家の新築を祝ったり、亡くなった人に念仏をささげたりして、さまざまな人生の場面に関わるのが特徴だ。

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