経常収支黒字

観光客増がけん引 リーマン以来最高水準

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 財務省が8日発表した2017年の国際収支(速報)で、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額が、前年比7.5%増の21兆8742億円と、リーマン・ショック前年の07年(24兆9490億円)以来、10年ぶりの高水準を記録した。比較可能な1985年以降、黒字額は07年に次ぎ2番目に多い。日本企業が海外子会社から受け取る配当金の増加や日本を訪れる外国人観光客の増加が要因で、黒字幅は今後も拡大し過去最大を更新する可能性もある。

 海外子会社との間での配当金や利子などの支払い、受け取り状況を示す「第1次所得収支」の黒字額は前年比9.1%増の19兆7397億円で、15年に次ぎ2番目に高い水準となった。企業の海外投資戦略の強化で現地法人から吸い上げる利益が増えており、01年に比べると黒字額は2倍以上に膨らんでいる。外国人が日本への旅行で支払うお金と日本人が海外旅行で支払うお金の差し引きなどを示す「サービス収支」の赤字額は、前年…

この記事は有料記事です。

残り269文字(全文691文字)

あわせて読みたい

注目の特集