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文大統領

ペンス氏と会談 対北朝鮮で温度差

 【ソウル大貫智子】平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式出席のため訪韓中のペンス米副大統領は8日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と青瓦台(大統領府)で会談した。青瓦台によると、両氏は最大限の制裁と圧迫を通じ、北朝鮮を非核化に導く原則を再確認。ただ、文氏は五輪を契機にした南北対話を米朝対話につなげたい姿勢も改めて示し、温度差が浮き彫りになった。

     会談冒頭、文氏は「我々はこの機会を最大限活用し、北朝鮮を非核化と朝鮮半島の平和定着のための対話に引っ張り出すよう努力しようと思う」と述べ、南北対話を北朝鮮の核・ミサイル問題解決につなげたい意向を強調した。また「何より重要なのは韓米間の隙(すき)のない協調だ」と主張した。

     これに対しペンス氏は「米国は、北朝鮮が核兵器だけではなく弾道ミサイル計画を放棄する日まで最大限の圧迫を続け、韓国と肩を並べ努力する」と述べた。

     文氏が対話の重要性を強調したのは、五輪終了後も南北対話を続ける意思を示したうえで、ペンス氏にも北朝鮮との直接対話に臨むよう促す意図がある。

     一方、ペンス氏の発言は、韓国政府が五輪成功のためとして北朝鮮の貨客船「万景峰(マンギョンボン)92号」の入港を認めるなど対北朝鮮制裁の例外措置を取るなど制裁緩和の動きを見せていることに対し、北朝鮮への圧力を緩めないよう文氏にクギを刺す意味もあったと見られる。

     両氏は会談後、夕食も共にした。米韓同盟の結束をアピールする狙いがある。

     青瓦台関係者は米朝対話について「我々がああしろこうしろと言う話ではない」とし、文氏が直接ペンス氏に呼びかけることはなかったと明らかにした。

     また、平昌五輪の成功のため韓国側の要請で延期された米韓合同軍事演習は五輪・パラリンピック終了後の4月に行われる見通しだが、この日の会談では話題にならなかったという。文氏の外交ブレーンからは南北融和ムードを持続させるため演習規模を縮小すべきだとの声も出る中、両国の温度差が表面化するのを避けたためと見られる。

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