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奄美大島

重油漂着、アオウミガメ窒息死 環境省が調査へ

奄美大島の海岸で見つかったアオウミガメの死骸=鹿児島県奄美市で2018年2月6日午前10時1分撮影、環境省提供

 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海でタンカーが沈没し、同島などの海岸に重油とみられる黒い油が漂着した問題で、環境省は8日、絶滅危惧種のアオウミガメ1頭が油をのみ込んで窒息死したと明らかにした。漂着した油による野生生物への被害が確認されたのは初めて。同省は来週から周辺海域の緊急調査に乗り出す。

 アオウミガメは環境省のレッドリストで絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に分類される。同省によると6日朝、奄美市の海岸で体長約40センチ、体重約3.6キロのアオウミガメの死骸を住民が見つけた。口の中に油が詰まっていたという。

 同省は8日、奄美自然保護官事務所へ応援職員を派遣し、県などの油回収作業に協力する。11日以降は海鳥などの野生動物やサンゴ礁などへの影響が無いか、監視を強化する。

 一方、海上保安庁によると、奄美大島と周辺の宝島や喜界島に漂着した油はいずれもC重油や原油とみられ、沈没したタンカーからの漂着物かどうか、分析を続けている。積み荷の軽質原油「コンデンセート」は検出されず、同庁は「揮発性が高く、漂着する可能性は低い」としている。【五十嵐和大】

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