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パキスタンがバレンタインデー禁止、反発の声も

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 2月8日、パキスタンは、2年連続でバレンタインデーのイベントとその報道を禁止した。バレンタインは非イスラム的とした裁判所の判断を受けたもの。写真は7日撮影(2018年 ロイター/Fayaz Aziz) 拡大
 2月8日、パキスタンは、2年連続でバレンタインデーのイベントとその報道を禁止した。バレンタインは非イスラム的とした裁判所の判断を受けたもの。写真は7日撮影(2018年 ロイター/Fayaz Aziz)

 [イスラマバード 8日 ロイター] - パキスタンは、2年連続でバレンタインデーのイベントとその報道を禁止した。バレンタインは非イスラム的とした裁判所の判断を受けたもの。

 パキスタン電子メディア委員会(PERMA)は7日、テレビ・ラジオ局に対し、バレンタインデーを祝うあらゆる番組を放送しないよう通達。「公共レベルおよび公共の場では、いかなる行事も行われない」と明記した。

 禁止判断は昨年、バレンタインデーは西側からの文化輸入であり「イスラムの教えに反する」との1市民の訴えを受けて、イスラマバード高等裁判所が下したもの。

 イスラム教が多数派のパキスタンでは、人口の60%以上が30歳以下で、近年は多くの若年層や商業施設がバレンタインのハートや花、チョコレートなどの風習を取り入れていた。

 一方、一部にはこうした祝いを非道徳的とする声があり、反対する宗教・政治運動も起きている。タリバン系の「ジャマティ・イ・イスラミ」などの政党は近年、バレンタインデーの廃止を訴える活動を展開している。

 これに対し、ある花売りは「私が少し多く花を売って利益を得て、誰かが何かを祝う機会を得ることで、イスラム主義者にどんな危険が降りかかるのか分からない」と反論。イスラマバードの在住の21歳の大学生は「私は(バレンタインを)祝う。これは私の選択だ」と語った。  

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