久喜・NPOが障害ある若者に学び場 支援学校卒業後、進路の選択肢拡大 /埼玉
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知的障害や発達障害のある人を支援するNPO法人「あかり」(本部・久喜市)は、特別支援学校高等部を卒業した若者らが学び続ける「あかり学園」を同市青毛(あおげ)に今月開設した。知的障害児は学校卒業後の学びの受け皿がほとんどないのが現状で、学習の継続によって進路の選択肢を広げることを目指している。川岸恵子・代表理事は「たくさんの社会経験を重ねて、自信を持って人生を送ってほしい」と意気込む。【木村健二】
あかりは2006年に設立され、「障がいがある人もない人も共に暮らしやすい優しい社会を創ります」を基本理念に掲げる。久喜市や羽生市など5市町で、障害児らが利用する「放課後デイサービス」や就労施設など計25カ所を展開してきた。せんべいの加工販売で給与を支払う就労施設の運営などを通じ、当初は混乱が目立った利用者が、着実に作業をこなせるようになる成長ぶりを確認。学校卒業後も自分の持てる可能性を伸ばしても…
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