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第103回全国高校野球選手権

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’18春に挑む

東筑 支える人たち/下 応援部 声援でスタンド引っ張る /福岡

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応援部の増本顧問(左)と話す江見部長 拡大
応援部の増本顧問(左)と話す江見部長

 <第90回記念選抜高校野球 センバツ高校野球>

 「あのスタンドにまた立てると思うと、今から楽しみでたまらない」

 応援部長の江見侑真さん(2年)は笑顔を見せる。昨夏の甲子園では、自身がエールを切っている最中に雨天で約1時間の中断が入った。多くの生徒が屋根のある室内に入る中、江見さんは一人アルプスで腕組みをしたまま、ずぶ濡(ぬ)れになりながら対戦校のスタンドをにらみ続けていた。「応援の気持ちを切らさないため。応援部に伝わる伝統です」という。

 2度目の夢舞台に向け、約10人の応援部員は平日約3時間、ランニングや筋トレ、発声練習などで基礎練習を積む。また実際の試合のビデオを見ながらエールなどの応援を行う「練習試合」もこなしてきた。「昨夏は相手に逆転された後に応援を盛り上げるのが難しかった。今年は最初から最後まで、僕らの声援でスタンドを引っ張りたい」

 試合展開に合わせた応援曲やエールでスタンドをまとめる応援は東筑の“伝統”だ。「スタンド一体での応援は今も昔も変わらない」。東筑OBの国語科教諭で、今は顧問として東筑応援部を指導している増本俊記さん(49)は感慨深げに話す。同校の近くで育ち、小学4年生だった1978年の夏の甲子園で東筑高を初めて応援。春夏合わせ5大会8試合で甲子園応援に参加してきた。9試合目の応援を前に「子供ながらに東筑のスタンドは楽しかった。今回もそんな応援を心がけたい」

 また、同校OBの中島良博校長(58)は、水泳部に所属しながら高校1年の秋に吹奏楽部にも加入。九州地区大会で大太鼓をたたいて応援したこともあった。「野球部の試合は生徒みんなで応援していた」。世代を超えたスタンド一体の応援で、センバツ初勝利を目指す。(この企画は、木村敦彦が担当しました)

〔福岡都市圏版〕

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