連載

クローズアップ2018

日々のニュースを深掘りして解説します。

連載一覧

クローズアップ2018

五輪外交戦 米朝対話、実現せず 韓国の思惑、空振り

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
入場行進する韓国と北朝鮮の選手団に手を振る北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長(上段左)と金与正朝鮮労働党第1副部長(同右)、韓国の文在寅大統領(下段左)=平昌五輪スタジアムで9日、ロイター
入場行進する韓国と北朝鮮の選手団に手を振る北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長(上段左)と金与正朝鮮労働党第1副部長(同右)、韓国の文在寅大統領(下段左)=平昌五輪スタジアムで9日、ロイター

 南北融和と平和祭典がアピールされた平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式は、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、与正(ヨジョン)氏も参加し、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と握手した。与正氏は米国制裁の資産凍結対象者だが、韓国メディアは密着取材の「与正フィーバー」で迎えた。日米両首脳は日米韓3国の連携をアピールし、北朝鮮主導のほほ笑み外交をけん制。五輪を舞台に外交戦が繰り広げられた。

 9日午後2時過ぎ、仁川(インチョン)空港の儀典室に北朝鮮の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長が現れると、趙明均(チョミョンギュン)統一相が「歓迎します」と述べ握手を交わした。続いて金与正氏が黒いロングコート姿で登場。韓国側は趙氏のほか南官杓(ナムグァンピョ)国家安保室第2次長や千海成(チョンヘソン)統一省次官らが総出で出迎えた。その約1時間前、韓国北東部・襄陽(ヤンヤン)空港に到着した…

この記事は有料記事です。

残り1923文字(全文2325文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集