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アートの地平から

作品と響き合う空間=住友文彦

鏡花園の景観。れんが、石、カキ殻など異なる素材を使った壁と亜熱帯の植物や野菜が植えられた庭が向かい合っている

 1枚の絵を見る行為がいかに複雑なものか。中国・広州にある「鏡花園(ミラードガーデン)」で行われていた王音(ワンイン)の展覧会(4月15日まで)を見たとき、それを深く実感した。1964年生まれの王音は中国近代絵画の歴史に精通した知的な作品で知られる。展示作品で描かれていたのは、農村や街角で見かける人々、あるいはテーブルに置かれた花のように日常のありふれた風景である。表情や服装の細部は描き込まれず、固有名を持たない無名の人々を温かい淡い色彩で描いている。

 特徴的なのは、こうした作品がいくつかの部屋に分かれ、大きく間隔をとって並べられていることだ。ひとつ…

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