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五輪ジャンプ

レジェンド葛西、天国の妹へ晴れ姿 メダル懸け“鳥肌”飛行へ(スポニチ)

平昌冬季五輪開会式(2018年2月9日)

 45歳の目立ちたがり屋が満面に笑みをたたえた。花火や伝統音楽の音色が会場を彩る中、赤いウエアの日本選手団は62番目に登場。レジェンド葛西が先導し、日の丸を大きく、勢いよく振った。

     「日本選手みんなが最高のパフォーマンスを出せるように僕も旗を振ってエールを送りたい」。その思いを力いっぱいに表現し、念願の旗手を務めた。

     8日に個人ノーマルヒルの予選(20位)を飛び、その翌日には旗を手にした。前回14年ソチ大会は主将、今回は旗手。冬季五輪で両方を務めた選手は日本男子で初となった。

     前回ソチ大会の開会式は94年リレハンメル大会以来、20年ぶりの参加だった。これまで五輪では今大会同様、開会式の前後に男子ジャンプの競技が実施され、葛西は体調管理を優先した。だが、その思いはソチの開会式で一変。当時を振り返り、「ジャパンと呼ばれた時に鳥肌が立った。ヨシッという気持ちになった」。さらに当時は日本選手団の主将という大役もあり、「みんなに“頑張ってメダルを獲ろうね”と声を掛けることができた。それは開会式でしか掛けられない言葉。開会式はオリンピックに来たんだ!!という凄さを実感できる場所」と魅了された。今回、葛西はその開会式の思い出を他の男子ジャンプ選手たちに伝え、10日に個人ノーマルヒル決勝に出場する伊東大貴(雪印メグミルク)らも参加することになった。

     一方で葛西には、この晴れ姿を見せたかった人がいる。16年1月に他界した妹・久美子さん。93年に再生不良性貧血と診断され長い間、病と闘った。生前、葛西には一つの夢があった。日本と韓国の距離が近いことを考え、「家族みんなを連れて行きたい」と語っていたが、妹を連れてくることはかなわなかった。

     喜びや悲しみを胸に、45歳のレジェンドは冬季五輪史上最多となる8度目の出場を実現した。10日、個人ノーマルヒルでメダルを懸けて戦う。(スポニチ)

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