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トークショー

「金沢の“におい”で現実感」 泉鏡花文学賞、千早さん /石川

泉鏡花文学賞受賞の思い出を振り返る作家の千早茜さん=金沢市広岡1の金沢21世紀美術館で、道岡美波撮影

 デビュー作「魚神(いおがみ)」で2009年に第37回泉鏡花文学賞を受賞した作家、千早茜さんのトークショーが10日、金沢市広坂1の金沢21世紀美術館であり、市民ら約110人が聴き入った。千早さんは、ひがし茶屋街などを舞台の参考にしたといい、「幻想の物語だが、においや湿度を描写に取り入れることで現実感を出した」と執筆当時を振り返った。

     同文学賞は1973年、金沢市が泉鏡花の生誕100年を記念して制定。地方文学賞のさきがけで、今年度45回目を迎えた。市は受賞作家に金沢をテーマにしたショートエッセーの執筆や講演を依頼し、「文学のまち金沢」を発信している。

     千早さんは北海道生まれ、京都市在住。「魚神」は架空の島に生きる遊女と弟らしき2人の関係を描き、第21回小説すばる新人賞とのダブル受賞を果たした。

     「鏡花の作品が好きで、泉鏡花文学賞は、大御所の先生方がとっていたので、あこがれだった」と千早さん。「どんな事象も人によって何通りもの見方やとらえ方がある。それらを小説に書いていきたい」と話した。【道岡美波】

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