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第94回センバツ高校野球

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センバツ三重高 鏡の中の己に向き合う 練習の合間に現状チェック /三重

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鏡で投球フォームを確認する定本拓真投手(2年)=松阪市久保町の三重高グラウンドで 拡大
鏡で投球フォームを確認する定本拓真投手(2年)=松阪市久保町の三重高グラウンドで

 <第90回記念選抜高校野球>

 センバツ切符を手にした三重高の選手たちは、練習後や練習時間の合間を縫ってグラウンド内に設置されている4カ所の鏡の前に集まる。投球やバッティングのフォームを確認するためで、現状把握や弱点の克服に役立てている。

 鏡は用具倉庫の壁に取り付けられている。使うタイミングや用途は各選手によって異なる。エース定本拓真主将(2年)は「僕は調子が良いときに使う。『このフォームがベストなんだ』と目で見て体に覚え込ます」と、鏡に向かって何度も腕を振った。

 「調子に関係なくなるべく毎日確認している」という桐田享弥選手(2年)は、練習のわずかな合間にバッティングフォームを確認する。

 吉井洸輔投手(2年)は、高さ約10センチの小さな台を鏡の前に置き、投球フォームを確認する。「投げる瞬間に体が前に傾く。片足を台に乗せることによって前かがみになる癖を矯正している」

 鏡がいつから設置されているのかは不明で、小島紳監督が強制することもない。選手たちは「代々先輩がやってきたことを見て学んできた」という。

 練習後に集まり、気づいたことを互いにアドバイスすることもある。「上達するために欠かせないこと」。選手たちは、ひたむきに鏡の向こうの己に向き合い続けている。【森田采花】

〔三重版〕

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