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大阪府・市

リゾート誘致でギャンブル依存症対策を強化

高校生に予防教育 専門家研究会新設へ

 人工島・夢洲(大阪市此花区)でカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を進めている大阪府・市は来年度、課題のギャンブル依存症対策で独自の取り組みを強化する。高校生を対象にした予防教育を実施するほか、全国をリードする「大阪モデル」の対策を進めるため専門家を交えた研究会を新設する。

     府市が昨年8月に取りまとめたIR基本構想案の中間骨子は、依存症対策の現状を「医療体制や相談支援体制が乏しく、予防教育も不十分」と指摘した。府民約600人が対象のアンケート調査でも約33%が依存症患者の増加を心配した。

     これを受けて府市は若者向けの取り組みを重視し、依存症対策をまとめた高校生向けの冊子を作製して府内全高校で予防教育や啓発活動を進める。依存症対策だけでなく、モデル校を選んでIR関連のサービス産業の魅力も伝える出前授業の実施も検討している。

     また、府市の関係部局や有識者らによる研究会を新たに設置する。ギャンブル依存症の実態把握や海外の先行事例、情報技術(IT)の進歩を踏まえ、「大阪モデル」の対策を進める。

     府市は2018年度当初予算案に関連予算619万円を計上する方針だ。【藤顕一郎】

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