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陸自ヘリ墜落

「部品に欠陥」指摘も 整備不良と両面で

墜落したAH64D戦闘ヘリの構造

 佐賀県神埼(かんざき)市の民家に陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故で、原因調査で焦点となるのは、主回転翼の4本の羽根(ブレード)と回転軸をつなぐ「メインローターヘッド」という部品だ。接合部が上空で破損して羽根が外れたとみられるが、部品の欠陥や取り付けミスなどの可能性が考えられ、陸自の事故調査委員会はメーカーや外部の有識者の意見も聞きながら4カ月以内に報告をまとめる方針だ。

     陸自によると、ローターヘッドは十字形をしており、四つの先端に羽根を接続する。墜落現場の南東約500メートルと東約300メートルの水路で見つかった2本の羽根にはヘッドの接続部が付いたままで、空中でヘッドが破損した可能性が高い。

     ヘッドは直前の定期整備で交換された米国製の新品。納入時にはすでに十字形に組み立てられており、「部品に欠陥があった可能性もある」(陸自幹部)との声が出る。

     一方、整備不良が原因の類似事故もある。米メディアによると、2015年12月にテネシー州で米軍の同系列機が墜落した事故では、主回転翼の角度を変えるためにヘッドに接続する制御棒の1本が整備時にきちんと固定されず、飛行中に破断。羽根にかかる負荷が強まり、ヘッドの一部ごと折れたという。

     陸自は現場から回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)を国内メーカーに渡して解析を依頼する一方、米国のメーカーに過去の事故情報を照会するなどして原因調査を急ぐ。また、佐賀県警と連携し、関係者の刑事責任を問えるかどうかも検討する。【前谷宏】

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