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文化 作家・石牟礼道子さん死去 水俣病の悲劇描く

写真集を見ながら、当時を振りかえる石牟礼さん=熊本県熊本市で2015年5月2日、田鍋公也撮影

 水俣病みなまたびょう悲劇ひげきえがいた作家さっか石牟礼道子いしむれみちこさんが10日未明とおかみめい熊本市くまもとし介護施設かいごしせつくなりました。90さいでした。

     石牟礼いしむれさんをおもわせる主婦しゅふわたし」の視点してんから、水俣病患者みなまたびょうかんじゃ家族かぞくかたりをつうじて水俣病みなまたびょうえがいた小説しょうせつ苦海浄土くがいじょうど」でられます。水俣病みなまたびょうは、チッソ水俣工場みなまたこうじょう熊本県水俣市くまもとけんみなまたし)がこした公害病こうがいびょうです。不知火しらぬいかいながした排水はいすい有毒ゆうどく水銀すいぎんふくまれていたため、汚染おせんされたさかななどをべたひと神経しんけいおかされました。1956ねん公式こうしき確認かくにんされ、68ねんくに公害こうがいみとめられました。「公害こうがい原点げんてん」とばれます。

    徹底的てっていてき患者かんじゃ

     石牟礼いしむれさんは27ねん熊本県くまもとけん天草生あまくさうまれ。生後間せいごまもなく水俣みなまたうつりました。59ねん当時とうじまだ「奇病きびょう」とわれた水俣病患者みなまたびょうかんじゃ姿すがた衝撃しょうげきけ、記録きろくすることを決意けついしました。1じょうにもたない窓際まどぎわ板張いたばりを書斎しょさいにし、唯一自由ゆいいつじゆうになるよる時間じかん使つかって作品さくひんつづけたといいます。患者かんじゃこす裁判さいばん支援団体しえんだんたいをつくるのにちからくしたり、原因げんいんとなったチッソとの交渉こうしょう運動うんどうささえるなど、徹底的てっていてき患者かんじゃ家族かぞくい、支援しえんする一方いっぽう患者かんじゃらのいかりを作品さくひん代弁だいべんつづけました。73ねんには、水俣病関連みなまたびょうかんれん作品さくひんで「アジアのノーベルしょう」といわれるマグサイサイしょう、93ねんには「十六夜橋いざよいばし」で紫式部文学賞むらさきしきぶぶんがくしょう受賞じゅしょうしています。

     2000ねんごろからパーキンソンびょうわずらい、入退院にゅうたいいんかえしながら闘病とうびょうしていました。

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