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第103回全国高校野球選手権

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’18センバツ東邦 チーム紹介 投手編 高め合うライバル /愛知

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勝敗の鍵を握る投手陣。手前が主戦の扇谷莉投手=東郷町諸輪のグラウンドで 拡大
勝敗の鍵を握る投手陣。手前が主戦の扇谷莉投手=東郷町諸輪のグラウンドで

 <第90回記念選抜高校野球>

 打力が看板の東邦だが、森田泰弘監督は「甲子園で勝てるかどうかは投手力が鍵を握る」とたびたび口にする。とても仲が良いという投手陣は、互いを信頼しながらも高め合うライバル関係にある。【横田伸治】

 主戦の扇谷莉投手は187センチの長身を生かし、最高146キロの速球と切れのあるスライダーを武器とする。さらに昨秋以降のウエートトレーニングで体重を約4・5キロ増やし、カーブやカットボール、フォークも習得した。努力の裏には「ふがいなかった」と振り返る昨秋の東海大会準決勝・三重戦での投球がある。先発したが、6安打を浴び5点を奪われ四回途中で降板した。苦い記憶をバネに「練習量だけは負けられない」と奮起する。

 西有喜投手は技巧派で、右打者の内角にテンポよく投げ込む。「扇谷は球が速く体もでかい。何か一つ勝てるとしたらコントロールです」。キャッチボールで無意識に相手の心臓を狙い続けてきたことで制球力が培われたという。センバツの目標は「試合を27球で終わらせること」と“完全試合”を狙う。

 扇谷、西の両投手から「もし俺たちが駄目でもあいつがいる」と信頼されるのが左腕の荒島竜太投手だ。東海大会の三重戦では終盤の2回を1安打無失点に抑え、チームの逆転勝利を呼び込んだ。もう1人の左腕、池田和弥投手は縦に割れるカーブを武器とする。このほか打線の要の三塁手、石川昂弥選手(1年)も最近は投球練習を行う。

 投手陣の相棒を務めるのは、反頭樹騎也捕手(2年)。内野手だったが新チーム結成時に捕手に抜てきされ、経験の少なさを「根性で食らいついて」カバーしてきた。頑張る姿が周囲の選手たちにも良い影響を与えているといい、森田監督は「(新チーム結成直後の)県大会での優勝は、本当はあいつのおかげなんだよ」と称賛し、チーム躍進の原動力となっている。


公式戦投手成績

      学年 試合数 投球回    被安打 奪三振 四死球 失点 自責点  防御率

 扇谷莉  (2) 14 70回1/3  41  68  28 15  12 1.54

 西有喜  (2)  8 34      32  22  12 15  12 3.18

△荒島竜太 (2)  5  6回2/3   6   7   2  4   2 2.70

△池田和弥 (2)  2  2       1   2   0  0   0 0.00

 △は左投手

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