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第103回全国高校野球選手権

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智弁和歌山 戦力分析/下 打者 長打力に「足攻」絡め /和歌山

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打撃練習をする智弁和歌山の主力打者。(左から)文元洸成、林晃汰、冨田泰生の3選手=和歌山市冬野の同校グラウンドで、木原真希撮影 拡大
打撃練習をする智弁和歌山の主力打者。(左から)文元洸成、林晃汰、冨田泰生の3選手=和歌山市冬野の同校グラウンドで、木原真希撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 「猛打の智弁」の名に恥じないチームに仕上がりつつある。昨秋の公式戦チーム打率は3割7分2厘。新チーム発足後、右肘のけがで主砲の林晃汰選手(2年)は不在だったにもかかわらず、文元洸成主将(2年)と冨田泰生選手(2年)が3本塁打ずつ放つなどチーム計9本塁打と長打力も十分だ。1試合平均で9得点近くをたたき出した。

 林選手は昨年の12月から打撃練習を再開。高嶋仁監督(71)から「甲子園では最低3本スタンドに放り込め。4本打てば大会記録や」と発破をかけられている。「打順は一回から回ってくるように3番を考えている」ともいい主力打者としての信頼は変わらない。

 林、文元、冨田の3選手とともに中軸を担うのは黒川史陽選手(1年)。昨秋は17打点の冨田選手に次ぎ、文元主将とともに16打点でチーム2位タイだった。いずれも本塁打を期待できるだけに、相手には脅威だ。冨田選手は「マークされると思うが、それをはね返したい。甲子園では打率5割超えを狙いたい」、黒川選手も「得点に絡む活躍をしたい」と意気込む。

 1、2番で出塁を期待されるのは神先恵都選手(2年)と西川晋太郎選手(1年)。神先選手は昨秋チーム最多の6盗塁を決めた。中谷仁コーチ(38)は「チーム全体として、もっと足を絡めた攻撃をしたい」といいさらに「足攻」をリードする役割を期待する。西川選手は166センチと小柄ながら粘り強い打撃が持ち味で、昨夏の甲子園も正遊撃手として先発出場。好守で何度もチームのピンチを救った。

 下位に置かれるとみられる1年生の根来塁選手、東妻純平選手も上位打線につなぐ打撃に徹し、切れ目のない打線を作り上げる。他にも長打力のある本多吏樹選手(2年)や50メートル6秒台前半でチーム1の俊足・田中勇也選手(2年)など多彩なメンバーが控える。

 2月に入り、紅白戦など実戦を意識した練習も増えた。球がグラウンド外に飛び出さないようにと外野にネットを新調したが多くの選手たちの打球は軽々と越え、高嶋監督は「本塁打は甲子園までとっておけよ」と顔をほころばせ、打力への自信を深めている。【木原真希】

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