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第103回全国高校野球選手権

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90回センバツ智弁学園 支える人たち/3 吹奏楽部顧問 木山竜志教諭(32)=橿原市 /奈良

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智弁学園の吹奏楽部顧問の木山竜志教諭=奈良県五條市の同校で、佐藤英里奈撮影 拡大
智弁学園の吹奏楽部顧問の木山竜志教諭=奈良県五條市の同校で、佐藤英里奈撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

思いも音も伝える

 「野球部の応援がしたい」と入部してくる生徒も少なくないという智弁学園吹奏楽部。今春で定年を迎える青山浩教諭(60)と2人で顧問を務め、指導に当たってきた。試合では、雨が降っても夏の炎天下でも精いっぱいの演奏で、グラウンドの選手を鼓舞する。

 山形県酒田市の出身で、高校時代に吹奏楽部でチューバを担当した。進学した奈良大でも「ウインドオーケストラクラブ」に所属。周囲からの信頼が厚く、学生指揮者を務めたこともある。2008年から智弁で社会科を教え、学生時代の経歴を買われて8年前に顧問に就いた。

 「音が一つにまとまり、迫力がある。統率がとれて迫ってくるものがある」。大学生の時に智弁の地方大会での応援を見て、感心させられたという。

 応援の練習は、大会本番の約1カ月前から始める。屋外のため大きな音を出そうと必要以上に力が入る生徒もいるが、「いつもと同じように力を抜いて」とアドバイス。試合では、青山教諭と交互に指揮を執る。

 試合中の選手たちが「自分たちの知っている音楽が聞こえてくると安心する」と話していることを知り、「応援が役立っている」と選手との一体感を感じられるようになったという。演奏には「勝ってという思いも音も一つに、選手たちに伝えよう」との思いを込める。

 今春も甲子園で演奏できるのが楽しみ。「力を存分に発揮できるようサポートする。選手たちには頑張ってほしい」【佐藤英里奈】=つづく

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