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貧困問題調査

「塾あきらめて」低所得世帯7割

経済的な理由であきらめたこと

 子どもの貧困問題に取り組む公益財団法人「あすのば」は13日、低所得世帯を対象にしたアンケート結果を公表した。経済的な理由で諦めた経験(複数回答)は、子どもが「洋服や靴など」で約5割、親は「塾・習い事」が約7割で最も多く、貧困が子どもの日常や将来に及ぼす影響の一端が浮かび上がった。

 あすのばは、生活保護世帯や住民税非課税世帯などで、卒業・入学する子どもの新生活支援のため3万~6万円の給付金を支給。昨春、給付を受けた高校、大学生世代の子どもと、小学~大学生の子どもがいる保護者を対象に調査を実施し、子ども547人と保護者959人から回答を得た。

 回答した世帯の8割以上が一人親で、年収(生活保護費などの手当を含む)は平均約206万円。平均世帯人数は3・3人だった。

 子どもの貧困をめぐっては、国連児童基金(ユニセフ)が「定期的なレジャー活動」の経験があるかを取り上げるなど、収入以外の指標も注目されている。経済的な理由で諦めたこと(複数回答)は、2番目以降、子どもは「スマートフォンや携帯電話」30%▽「塾」29%--の順。保護者が子どもにやらせてあげられなかったことは、2番目以降「海水浴やキャンプなどの体験」25%▽「お祝い」20%--だった。

 アルバイトの経験がある子どもは高校生世代で33%、大学生世代で75%。バイト代の使い道(複数回答)はともに「お小遣い」が6割超で最多だったが、大学生では「授業料など学校費用」が50%あった。「家庭の生活費」との答えも高校生で15%、大学生で22%。

 調査に携わった大学2年生の花沢昴乃(たかの)さん(20)は「当たり前のことができない苦しさを知ってほしい」と語り、あすのばの村尾政樹事務局長は「いろいろなことを諦めながら大人の階段を上らなければならない現実に、大人として向き合わなければいけない」と訴えた。【堀井恵里子】

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