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仮想通貨交換業者コインチェックから約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題で、21億円相当(流出時のレートで換算)のネムが「ダーク(闇)ウェブ」と呼ばれる匿名性の高いサイトで取引され、一部がロシアの会社が運営しているとされる「Yobit(ヨービット)」など海外の交換業者に送られていることが明らかになった。犯人側が他の仮想通貨や法定通貨と交換して資金洗浄を図っている可能性がある。警視庁はこうしたネムの動きを把握しており、不正アクセス禁止法違反容疑で捜査している。
情報セキュリティーの専門家によると、ネムを闇ウェブで取引する動きは、今月8日に始まった。13日午後5時現在で約1590回の取引があり、約21億円相当(1928万ゼム=ネムの取引単位、現在のレートで約11億5600万円)がビットコインなど他の仮想通貨に交換された可能性がある。9日時点で闇ウェブで取引されたネムは約5億円相当だったため、犯人側はこの数日間に闇ウェブでの取引を活発化させている。
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