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広島県

小学生に朝食無料提供へ 来年度から公民館などで

予算案の概要について説明する湯崎英彦知事=広島県庁で2018年2月13日、竹内麻子撮影

 広島県は来年度、小学生に朝食を無料で提供するモデル事業を始める。県の調査で生活が困難な世帯の児童が、朝食をとらず、学習面でつまずく傾向がみられたため。貧困の連鎖を断ち、学力向上につなげる取り組みとして来年度予算案に4000万円を計上する。内閣府や民間団体などによると、朝食に特化した補助事業は都道府県では全国初という。

 県によると、県内3カ所で先行実施。児童が登校前に立ち寄れるよう、小学校近くの公民館や集会所、福祉施設などに朝食を提供する場所を設置する。おにぎりとみそ汁、パンと牛乳などのメニューを週に1回~数回、希望者全員に提供する予定。朝食作りや提供は児童の見守り活動をしている地域の組織や民間団体などから公募して委託し、費用の全額を補助する。

 県は今年度、小学5年の児童と中学2年の生徒がいる計約2万5000世帯を対象に初の生活実態調査を実施。いずれも4分の1の世帯が低所得など「生活が困難な状態」にあり、小学生ではそうでない層に比べて朝食を食べない割合や授業が分からないと感じる割合がそれぞれ3倍程度高かった。県は「家庭の事情に関わらず、全ての子供たちの能力と可能性を最大限に高めるのが目的。朝ご飯の提供を通じて、学力を身につける生活の基盤作りをしたい」としている。【竹内麻子】

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