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ぶんかのミカタ

廃仏毀釈を問い直す/上 権力者や英雄、神格化の起点=国際日本文化研究センター名誉教授・末木文美士

 廃仏(はいぶつ)毀釈(きしゃく)というと、お寺に群衆が押しかけて仏像を壊したり、経典を焼いたりというイメージで考えられるかもしれない。そういう面がなかったわけではないが、その運動を引き起こしたもとには、維新政府の発した神仏分離令(神仏判然令)があり、そこには単に一時的な暴力ざたでは済まない大きな変革が意図されていた。

 近世までは神仏習合が一般的であったことはよく知られているが、その実態はしばしば誤解されている。神仏習合は、決して神仏が無秩序にごっちゃにされて、何を拝んでもよいといういいかげんな形態ではない。中世以後もっとも普及した本地(ほんじ)垂迹(すいじゃく)説によれば、根本である仏が日本の衆生を救うために仮に神として現れたのであって、両者の関係ははっきりしている。多くの神社は寺院の管理下にあり、仏僧のほう…

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