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第103回全国高校野球選手権

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明秀日立・初のセンバツへ 第2部 選手、スタッフ紹介/1 /茨城

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 <第90回記念選抜高校野球大会>

真面目な性格チームの大黒柱 細川拓哉投手(2年)

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細川拓哉投手

 昨秋の公式戦全10試合に登板したチームの大黒柱だ。

 小学1年の時、明秀日立から横浜DeNAベイスターズに進んだ兄・細川成也外野手(19)と共に野球を始めた。北茨城市内で育ち、中学時代は福島県内の硬式チームで主に三塁手。一方で陸上部に所属し、400メートル走で全国大会に出場した。

 明秀日立に入ってすぐ、金沢成奉監督(51)から投手転向を指示された。「投手に必要な体のしなやかさがあるから」と評価する。

 自他ともに認める「真面目な性格」。地道に鍛え続けた結果、体重は入学時から8キロ増え、球速は144キロまで伸びた。

 今は投手らしく、常に「一番」を意識している。金沢監督からも「投手は常に一番でいろ」と言われ、走る時も手を抜かない。

 あけっぴろげな関西人が多いチームの雰囲気にも慣れた。「投手はチームで一番喜べる存在。投手になってよかった。もう内気はやめようと思った」と笑う。

けがを乗り越え気持ち新たに 清水悠斗投手(2年)

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清水悠斗投手

 昨秋の県大会では背番号13でメンバーに入ったが、関東大会直前に右肩を痛め、関東大会はベンチの外からチームの快進撃を見守った。

 金沢監督の指導を仰ごうと、遠く奈良県から明秀日立に入った。

 中学時代は捕手だったが、ストライクの入らない投手に代わって登板を志願するほどの強気な性格だ。

 昨秋、肩が上がらず、ボールを投げられない状態が約1カ月も続いた。だが、けがをきっかけに自らと向き合い、プレー以外でのチームへの貢献を考えるようになった。

 関東大会ではエースの細川投手にも「もう少しインコースを使ってみたら」と助言した。グラウンドやブルペンでは、誰よりも声を出し、少しでも練習の雰囲気が盛り上がるように心がけている。

 「今は肩は万全。背番号1を奪いたい気持ちはある。でも甲子園では投手陣全員が協力して勝ちにいきたい」。けがを乗り越え、気持ちを新たにマウンドを目指す。


 2人は夕食後、寮の玄関前で一緒に自主練習をしている。シャドーピッチングをしながら、「今のはリズムが悪かった」などとアドバイスを送り合う。

 お互いについて、細川投手は「『俺の分も頑張れ』『あのボール良かったな』と声を掛けてくれて助かる。ライバルとしても刺激をもらっている」と言う。清水投手は「球速もだが、安定して試合をつくれるのがすごい。自分には足りない気持ちの強さを持っている」とたたえる。【川崎健】


 第2部では、チーム内で励まし合い、刺激し合う2人を合わせて、選手とスタッフを紹介する。

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