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韓国

北朝鮮応援団訪韓費に3億円 協力基金から

開会式を前に、統一旗を手に歌う北朝鮮の応援団=韓国・平昌五輪スタジアムで2018年2月9日、手塚耕一郎撮影

 【ソウル大貫智子】韓国政府は14日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のため訪韓した北朝鮮芸術団と応援団ら約420人分の宿泊費などとして、「南北協力基金」から計約29億ウォン(約3億円)の拠出を決定した。国際大会に出場した北朝鮮への便宜供与額としては過去最高。統一省によると、五輪の大会入場料が高額のため、拠出額の規模も膨らんだという。

     金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら代表団への支援は「南北会談」費として別途、拠出する。

     統一省によると、北朝鮮選手が参加した大会ではこれまで、釜山アジア大会(2002年)で約21億ウォン▽ユニバーシアード大邱(テグ)大会(03年)で約13億ウォン▽仁川(インチョン)アジア大会(14年)で約9億ウォン--の拠出をそれぞれ決定。ただ、実際に使った額は、釜山大会約13億ウォン▽大邱大会約9億ウォン▽仁川大会約4億ウォン--で、今回も拠出決定額を下回る見通しという。

     趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は14日、拠出を決定する会議で、「北朝鮮が平昌五輪を通じて国際社会とコミュニケーションを図る機会になった」と評価。こうした拠出は国連安全保障理事会の制裁対象ではないとしているが、趙氏は「国民や国際社会から多くの支持だけでなく憂慮の声があり、留意する」と述べ、対北朝鮮制裁を緩和しかねないとの日米両国の懸念にも配慮する姿勢を示した。

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