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福島第1原発事故後の農業再生を目指して南相馬市で菜の花栽培に取り組む市民団体が近く、市内で菜種油の搾油を始める。同市のほか相馬市、浪江町、飯舘村など周辺地域で収穫した種を集め、食用油などの加工食品として販売する。地元での生産体制が整ったことで、「6次化」による風評被害の緩和や農地の利用拡大が期待されている。【大塚卓也】
搾油を始めるのは、複数の農家などが参加する南相馬農地再生協議会。今月10日、原町区信田沢の工業団地で、市内で初めてとなる菜種油の搾油施設を開設した。福島大の支援で国際慈善団体「ロータリー財団」の補助金を受けて約1200万円で設備をそろえ、1日で約500キロの食用油を生産できる。
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