特集

第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。阪神甲子園球場での熱戦全31試合をLIVE配信します。

特集一覧

融合

明秀日立・初のセンバツへ 第2部 選手、スタッフ紹介/2 /茨城

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 <第90回記念選抜高校野球大会>

「人生初の」主将、苦悩乗り越え 増田陸遊撃手(2年)

増田陸遊撃手 拡大
増田陸遊撃手

 大阪市此花区出身。中学時代には市内の強豪硬式チームに所属し、大阪桐蔭(大阪)や早稲田実業(東京)など強豪校へ進学した仲間と共に野球の腕を磨いた。

 昨秋の関東大会では2本塁打6打点と打撃でも活躍を見せたが、俊足と強肩を生かした守備力が持ち味だ。一時は投手も経験したが、「ショートは完璧な守備をする人のポジション。他を守る気はない」と話すほど遊撃手にこだわる。金沢成奉監督(51)も「中学時代から守備はずば抜けていた」と評価する。

 だが人生初の主将に指名されて苦悩の日々が続いた。「こんな自分でいいのか」と重圧を感じ、弱気になった時期もあったという。だが両親から「このままでいいのか。何しに茨城まで行っているんだ」と叱咤(しった)され目が覚めた。

 今も部員たちの練習や生活への態度で悩むことがある。それでも「先頭に立ち率先してチームのために動く。自分がやるしかない」と心に決めている。

打撃に自信、群抜く長打力 芳賀大成二塁手(2年)

芳賀大成二塁手 拡大
芳賀大成二塁手

 福島県棚倉町出身。「甲子園はテレビで見るもので、自分の目にどう映るのか想像もできない」と、念願の甲子園に立つのを心待ちにしている。

 身長170センチ、体重69キロと小柄ながら長打力はチーム随一だ。巨人の坂本勇人内野手(29)など強打者を育て上げてきた金沢監督も「これまで教えてきた左打者では一番」と高く評価する。

 2016年夏の茨城大会では1年生で唯一メンバーに入り、昨秋の公式戦では4番に座った。「打撃には自信がある」と言い切る。

 それでも昨夏、新チームになってモチベーションが上がらず悩んだ時期があった。仮病を使って練習を休んだことを知られ、金沢監督から涙ながらに「俺はお前たちに懸けている。本気なんだ」と叱りつけられ、心を入れ替えた。

 この冬は小学生以来の捕手に挑戦する。「試合になれば監督の代わりになり、試合の動きを左右するポジション。やりがいがある」と意気込む。


 高い能力を持った2人は昨年夏、人生初の挫折を味わった。それぞれ主将、副主将に任じられたが、チームがまとまらず、「野球をやめたい」とまで思ったという。

 お互いについて、増田遊撃手は「バッティング技術は自分よりはるかに上。あまりべたべた一緒にはいないけど気は合う」と話す。芳賀二塁手は「関西人でよくしゃべるけど、実は人見知り。考えながら主将をしている」と分析している。【川崎健】

関連記事

あわせて読みたい