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米乱射

容疑者、白人至上主義団体に所属 自警訓練に参加

 【パークランド(米南部フロリダ州)國枝すみれ、ワシントン高本耕太】米フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した銃乱射事件で、地元紙は15日、ニコラス・クルーズ容疑者(19)が同州の白人至上主義団体に所属し、自警のための訓練に参加していたと報じた。事件を受け、トランプ大統領が同日、ホワイトハウスで演説し、教育現場の安全確保とメンタルヘルス対策に取り組むと述べる一方、銃規制強化には触れなかった。

 地元紙によると、クルーズ容疑者は白人至上主義団体「フロリダ共和国」に所属。メンバーの一人は、クルーズ容疑者が訓練に1回以上参加していたと説明。ただ、事件は団体が指示したものではないと強調した。この団体はフロリダで白人だけの国の設立を目指しているとされる。

 一方、トランプ氏は演説で、事件の犠牲者や家族のため「国全体が祈りをささげている。あなたたちの痛みは私たちの苦しみだ」と語った。近く現地を訪問し、被害者や当局者らと面会する考えも示した。犠牲者に追悼の意を示し、今月21日に東部ペンシルベニア州で予定していた支持者集会を中止した。

 演説では、月内に各州の知事や司法長官との会合を開催すると表明。「学校や生徒・児童の安全確保が最重要課題になる」と述べた。トランプ氏は15日、自身のツイッターに「事件の容疑者が精神的に不安定だった兆候が多くあった。周囲は彼が大きな問題だと認識していた」などと書き込んだ。演説では「疎外感」や「不安」を感じる全米の子どもたちに「助けを求めてほしい」と直接語りかけ「心の健康という困難な課題にも取り組む」と強調した。

 一方で、6分間の演説で「銃撃」との単語を一度使った以外は、銃や銃規制に関する言及はなかった。トランプ氏は過去の銃乱射事件でも、殺傷能力の高い銃のまん延ではなく、容疑者の精神状態が事件発生の要因との見方を繰り返し示している。

 オバマ前大統領は15日、ツイッターに「私たちは悲しみにくれているが、無力ではない」と投稿し、「大半の米国民が求める常識的な銃規制」に向けた法整備を呼びかけた。

 今回の事件では17人が死亡、少なくとも14人が負傷。クルーズ容疑者は殺人容疑で訴追されている。

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