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日本独自のファッション文化をさまざまな角度から紹介するウェブマガジン「スタイルアリーナ」から、ファッションにまつわるホットな話題と日本を代表するファッションスポットである原宿、渋谷、代官山、銀座の4地点のストリートスナップをお届けします。(日本ファッション協会提供)
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ここ数年、冬のトレンドに欠かせない「ファー」。小物の場合は定番のマフラーからイヤリング、バッグまで幅広く使われている。バッグの持ち手などワンポイント使いが今季の主流だが、合成繊維の「エコファー」を使い、全体的にファーをあしらったアイテムも増えている。
エコファーは毛皮よりも加工しやすく、着色もしやすいのが特徴。以前はフェイクファーと言われていた。近年は技術の発達により、見た目だけでなく触り心地まで本物に近くなっている。価格が手ごろで、手入れをしやすいのも魅力。動物愛護の観点から、リアルファーのアイテムは買わないという人が増えていることもあり、多くのラグジュアリーブランドがエコファーを取り入れるようになった。
エコファーアイテムで今季人気だったのは、色の種類が豊富な「ショッパーバッグ」。ふわふわした見た目がかわいいと話題になった。カジュアルスタイルでも気軽に持てる。片方の持ち手を、もう一方に通して巾着風に持つのが今年流だ。デザインの幅を広げるエコファーに今後も注目していきたい。
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