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安田賢治のここだけの話

2018年大学入試はどうなるか3 私立大

 昨年に続き、“文高理低”の学部選びとなっている今春の入試戦線では、文系学部が多い私立大が人気になっている。文科省によると、私立大の一般入試の延べ志願者数は、2006年以降12年連続で増えている。センター試験利用入試、全学部統一入試、安い受験料で併願できる方式など、入試の多様化で延べ志願者が増えている。ここ3年の伸び率は0.8%、3.7%、7.2%だ。

     この2年、私立大志願者が大きく増えているのは、定員の厳格化の影響もある。文科省は地方創生の一環として、大都市圏の大学に入学者が集中しないよう、定員を超えて入学させている割合を16年から徐々に下げる政策をとっている。入学者を減らすことは合格者を減らすことにつながる。

     17年の私立大入試は大手大学を中心に合格者が減り、志願者が増えたために難化する大学・学部が続出した。この影響で、来年入試では上位大学を避け、入りやすい大学を狙う安全志向が強まっているようだ。

     しかし、昨年の入試データを見ると、今春は多くの大学で一般入試合格者を減らさないのではないかと見られる。今春は定員超過率が114%から110%まで減らされる。ところが、既に大手大学では、これを下回っているのだ。

     今年の難関大入学者の定員超過率を見ると、早稲田大、慶応義塾大、中央大、立教大が101%台で、青山学院大は100%を割っている。明治大は108.7%で、法政大は110%を超え112.2%だった。明治大は1030人の定員増を予定しており、逆に合格者が増えそうだ。法政大だけが合格者が減りそうな状況だ。今年と同じ合格者数となりそうで、それほど安全志向にならなくてもいいのではないだろうか。

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