五輪フィギュア

「ただいま」 羽生、絶対王者の力

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SPの演技を終え、観客席からたくさんのぬいぐるみなどがリンクに投げ込まれる中、立ち尽くして笑顔を見せる羽生結弦=江陵アイスアリーナで2018年2月16日、手塚耕一郎撮影
SPの演技を終え、観客席からたくさんのぬいぐるみなどがリンクに投げ込まれる中、立ち尽くして笑顔を見せる羽生結弦=江陵アイスアリーナで2018年2月16日、手塚耕一郎撮影

男子ショートプログラム(SP)

 「I’m back.(ただいま)」

 絶対王者の力を見せた。昨年11月のけがからの復帰戦の舞台に、五輪の個人戦を選んだ羽生。圧巻の演技で、自らが昨年秋に出した世界歴代最高得点に迫る111.68点という高得点を出した。観客にスタンディングオベーションで帰還をたたえられた。

 まさかの事態が襲ったのは、昨年11月9日。NHK杯の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒して右足首を負傷した。練習拠点のカナダ・トロントに戻ってリハビリに励んだが、けんと骨にも炎症が見つかって回復は遅れ、12月の全日本選手権は欠場した。

 滑ることができなかった約2カ月間は、氷上練習を再開した際にスムーズに進められるように、陸上でジャンプのフォームやイメージを固めた。再び氷に乗れるようになったのは年明けの1月。まずは、けがをして弱くなっていた右足でジャンプを着氷する恐怖心を振り払うことに努め、3回転の中で最も易しいトーループから、ゆっくり、少しずつ跳んだ。

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