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広島原爆アーカイブ

72年ぶり、写真の身元判明(その2止) 惨禍経て家族築く 被爆3日後の少女、毎日新聞記者が撮影

母幸子さんの写真を見比べる藤井哲伸さん(左)と東京歯科大の橋本正次教授=東京都千代田区で2017年11月7日、山田尚弘撮影

 

42歳、死を前に「幸せ」

 「交番の場所は変わりませんね」

 藤井哲伸(てつのぶ)さん(57)=東京都調布市=は昨年12月下旬、雑居ビルやホテルが建ち並ぶ広島市中区弥生町にいた。かつて母幸子(ゆきこ)さんの生家があった場所だ。藤井さんは幼い頃、母に連れられて行った近所の記憶と、あらかじめ頭の中に覚え込んだ古地図を頼りに、ゆっくり歩を進めた。

 藤井さんが生前の幸子さんから聞いた話では、一家は1930年代後半に神戸からこの場所に移り住み、料理人だった父が洋食店を開いた。当時幸子さんは3歳か4歳。「広島原爆戦災誌 広島市編」(71年)は弥生町かいわいの様子を<市内随一の殷賑(いんしん)を誇る>と記す。

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