学習障害

iPad使わせてください 学校に訴えて可能に

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
教室でタブレット端末を使う男児。時間の配分が苦手で、テストではタイマー機能を活用する=静岡県浜松市で
教室でタブレット端末を使う男児。時間の配分が苦手で、テストではタイマー機能を活用する=静岡県浜松市で

 iPadを使わせてください--。学習障害の一つ、ディスレクシア(読み書き障害)と診断された静岡県浜松市立和田小学校5年生の男児(11)が昨年3月、学校にタブレット端末の使用を手紙で訴え、今学期から一部機能が使えるようになった。障害でうまくできない部分をタブレット端末が補ってくれ、自信が出てきたという。【奥山智己】

 「おはよう」。どの学年の児童も登校して着席すると、黒板脇の「予定帳」を確認する。始業前のわずかの間に、翌日の持ち物など連絡事項をノートに書き込んだ。その中で、男児はランドセルからiPadを取り出して、予定帳を撮影。帰宅後、それを見ながら翌日の支度をするのが日課になっている。

この記事は有料記事です。

残り1009文字(全文1305文字)

あわせて読みたい

ニュース特集