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特集ワイド

紀行作家・バードが称賛した日本 富国強兵と違う明治 貧しくとも「豊饒」 「相互扶助」根付いていた時代

イザベラ・バードが称賛した「米沢平野」(米沢盆地)。冬は深い雪に包まれる=山形県川西町時田で2015年、佐藤良一撮影

 明治維新から10年後の1878年、東北地方と北海道を旅した英国の女性紀行作家、イザベラ・バード(1831~1904年)が再注目されている。水田の広がる山形・米沢盆地を「アジアのアルカディア(桃源郷)」と称賛したエピソードが知られているが、彼女の心をつかんだのは風景だけではない。140年前にバードが見た日本を探した。【小林祥晃】

 山形新幹線の新庄駅から路線バスで約40分。終点の金山(かねやま)(山形県金山町)で降りた。積雪は1メートル近いが、白壁の日本家屋の町並みが美しい。バードは道路脇に石造りの水路が設けられたこの集落を気に入り、著作でこう表現した。<低い山並みの麓(ふもと)に金山は夢に誘われるような感じで広がっていた>(平凡社「完訳 日本奥地紀行」金坂清則訳注、以下同)

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