メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

読書日記

著者のことば 京極夏彦さん 新選組のサイコパス

京極夏彦さん

 ■ヒトごろし 京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん 新潮社・2916円

 本書の厚さに今までの最長作品かと思いきや、「4番目」とのこと。しかし、ひるむことなかれ。新選組の土方歳三を「人を殺したい」と思っている人物として構築し、幕末の動乱を何とも面白く読ませてしまう快作にして、怪作である。

 本書は悠久の歴史を書くという企画の中の一つ。現代が舞台の「ヒトでなし」(2015年)に続き、今回は幕末を舞台にした。

 幕末といえば明治維新、薩長、旧幕の2項対立構図だ。「しかし、明治維新はイデオロギーがそうはっきりしているわけでもない。戦いの作戦も大してなくグダグダのダメな戦争の見本」と分析する。「そこを書く時、どちらにも偏らず、一本芯が通っているものをもってくれば、双方のダメさがわかるのではないか」

この記事は有料記事です。

残り582文字(全文929文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. クルーズ船「乗船」の神戸大教授が対応批判 菅氏は「感染拡大防止を徹底」と反論

  2. 未明、児相が女児を門前払い 窓口職員「警察に相談を」 神戸

  3. 乗客らバスでターミナル駅へ 陰性の高齢者ら500人、クルーズ船下船 新型肺炎

  4. 「中国・武漢で亜硫酸ガスが大量発生 1万4000人の遺体を焼却」という情報は本当か

  5. 公営ギャンブル「1000万円以上の的中」徴税強化へ レース実施者、ネット購入情報提供へ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです