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第103回全国高校野球選手権

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’18センバツ大阪桐蔭 チーム紹介/上 「神宮」教訓、まとまり意識 /大阪

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守備練習をする大阪桐蔭の選手たち=大阪府大東市の同校グラウンドで、猪飼健史撮影 拡大
守備練習をする大阪桐蔭の選手たち=大阪府大東市の同校グラウンドで、猪飼健史撮影

 <センバツ高校野球>

 センバツ開幕まで1カ月半と迫った2月上旬、大阪桐蔭のグラウンド(大東市)では、部員たちが白い息を吐きながらシートノックなどの守備練習に励んでいた。「ナイスプレー。よく今のボール取ったな」「送球の判断をもっと早く」。練習中は常に積極的に声を掛け合い、プレー面の評価を共有する。

 新チーム発足当時は、自分のプレーの結果を優先するあまり、まとまりに欠けていた部員たち。中川卓也主将(2年)は「プレーの調子が悪いと顔に出したり、掛け声が小さい部員の姿が目立った」と振り返る。

 チームを変えたきっかけは、昨年11月の明治神宮野球大会だった。準決勝の創成館(長崎)戦では、守備のミスが続き、打線もつながらず4-7で敗退。「チームのことより、みんな自分のプレーばかり気にしていた」「一体感が足りない。負けるべくして負けた」。試合後のミーティングでは、厳しい意見が飛び交った。

 公式戦で12連勝していたことから、神宮大会でも、メディアには優勝候補と扱われることが多かった。だが、打線の中軸の宮崎仁斗選手(2年)は「報道で取り上げられることはうれしかったが、全員が自分たちに力が足りないと自覚していた」と冷静に受け止めていた。

 神宮大会を機に、部員は「仲間のミスは全員でカバー。個人ではなくチームで戦おう」と誓った。練習中も互いのプレーをよく観察し、課題を共有し合う意識を高めた。山田健太選手(2年)は「どうしたらチームが強くなるか、去年より熱く話し合うようになった」とミーティングの変化を話す。

 昨夏の甲子園を経験した選手も多い新チーム。西谷浩一監督は「経験豊かな選手が多いのは強みだが、まだまだ力は伸ばせる。じっくり時間をかけて準備していきたい」と気を引き締めている。

    ◇

 3月23日に開幕するセンバツに、府内からは4年連続10回目となる大阪桐蔭が出場する。甲子園で活躍する姿をイメージし、鍛錬を重ねる選手たちの姿を紹介する。【加藤佑輔】

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